院長 辰巳 博
私が歯科医師となって開業より31年間、永く守り続けているキーワードがあります。
「自分にしてもらいたい事を患者さんにしてあげなさい」
アメリカのDr.パンキーが著された『パンキーフィロソフィー(パンキーの診療哲学)』の中の言葉です。
私たちスタッフも、これまでに幾度となく難しいケースに直面することがありましたが、この一見明快な言葉に立ち返ることで、自然と患者さんとの間に深い信頼関係を築くことができたと思っています。
歯科医院に初めて来院される患者さんは、どなたも様々な問題を抱え、痛みという恐怖心の殻を冠って来院されます。しかし、それは実は「痛いから緊張する」のではなく、緊張から伴う痛みなのです。
たつみ歯科では、訪れる患者さんの皆様をお客様として温かく迎え入れつつ、少しでもその恐怖心を脱ぐっていただけるように、院内のインテリアの随所に1/Fの揺らぎを取り入れるような趣向を凝らしました。さらには、全診療室を完全個室とし、各部屋にカウンセリングコーナーを設けることで、いつでも患者さんと1対1でじっくりお話できるよう、スタッフ一同、常に患者さんの声に耳を傾け、この病院に来て良かったと思って頂けるよう努力しています。
虫歯に侵された歯は、削ってしまうと2度と元に戻ることはありません。ですが、軽度な虫歯であれば、再石灰化を起こすきっかけを与えてあげるだけで、自身の自然治癒力で虫歯を治すことも可能なのです。
そこで当院では、ダイアグノデントという技術を取り入れ、虫歯の大きさを測定したうえで、治療の必要な歯と再石灰化ができる歯を見分けつつ、なるべくは天然歯を削らなくてすむ治療プランを考えるように努めています。また、人工的な治療が必要なほどに進行した虫歯であっても、レーザー技術等を用いることで、最小限の処置ながら患者さんへの負担が軽く、すばやく治療できるような治療を常に心掛けています。
こうした治療が終わってからが、私たちと患者さんとの本当のお付き合いのスタート!
個々の口中の健康維持に対して、味方となる要素(唾液)と敵である要素(ばい菌の種類)を位相差顕微鏡と唾液検査で調べ、その結果から患者さん一人ひとりに合った予防の仕方や道具をアドバイスさせていただきます。
そして、一生涯、ご自身の歯で楽しい会話、笑顔で生活を営めるよう、ホームデンティストとしてお付き合いさせていただきたいと考えています。
池田市歯科医師会 理事
池田市フッ素塗布事業主任
池田市介護認定審査委員
池田市立渋谷中学校校医
大阪府歯科医師会国保組合会会議員
【略歴】
1955 大阪に生まれる
1980 岐阜歯科大学卒業
1980 ミルウォーキーデンタルリサーチ L、Dパンキーフィロソフィーを修学
1982 オリエンタル歯科(神戸中央区)勤務
1985 大阪池田市にて辰巳歯科医院開業
1987 Tokyo Dental insutitute Periodontal course修学
1987 Dr.稲葉にドイツコーヌス義歯修学
1992 アメリカ前歯周病学会会長Nyron MevinsにPeriodontice Restorative Dentistryの称号を受ける
1992 アメリカ 3i Imprant InnovationよりImprant Dentistryの称号を受ける
1994 JIDS歯周病アドバンスドコース終了
その他 日本顎関節学会会員
レーザー治療認定医
2002 日本ヘルスケアー歯科研究会会員
2009 池田市文化功労賞受賞